今日から日本酒を

「日本酒を世界へ」というミッションのもと、国内外のまだ日本酒に馴染みがない方々に、國酒日本酒の魅力・感動を発信しています。蔵元さんや酒販店さんと会って感じたこと、開催した酒会、行った酒会の感想などを書き記しています。「日本酒っておいしい!」そういってくれる人が一人でも多くなればとても嬉しいです。

アメリカ日本酒事情

こんばんはTakuです。

 

昨年の話ですがニューヨークにいってきました。

 

2015年の農林水産省による日本酒輸出実績によると、もっとも多くの日本酒を輸出している先はアメリカで、そのシェアは30%とトップなのです。

 

また海外にも酒蔵はあり、アメリカには6蔵とこれまた海外ではトップの蔵数。ほかにはカナダやブラジル、ヨーロッパには唯一ノルウェーに1蔵あります。

 

海外の蔵元についてはこちらのブログが詳しかったので載せておきます。

http://prometek.hatenablog.com/entry/2016/11/14/231156

 

 

海外ではアメリカがトップシェアの日本酒…これは現地にいってみたい。そんな衝動で渡米したのであります。

 

 

マンハッタンしかいきませんでしたが、ミッドタウンイーストには日本人向けの飲食店が多く集まります。日本酒を出すバーやレストランも多く、有名なところでは「酒蔵」ですか。高すぎたのでいきませんでしたが…

あとは一風堂なんかもあります笑

 

そんな中で今回いったのは「でしべる」。

 

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全員日本人スタッフなので言葉がわからなくてもOK。

 

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平日の18時頃行きましたが、店内はほぼ満員状態。土日はそんな状態がほぼずっと続いている人気店です。

 

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メニューです。100種類以上の銘柄が揃っていて、日本の居酒屋も顔負けの品揃えでした。

 

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グラス1杯10~15ドル(1100円~1700円)くらい。だいたい日本で飲む価格の2~3倍いといったところ。

 

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浦霞の瓶がとてもオシャレになっています。この写真でもわかる通り店内は暗めでムーディーな雰囲気を醸し出しています。

 

種類も多く、日本酒の保管状態もよかったのでおいしく頂けました。

 

「香りは華やかですっきりとした味わいです」等、銘柄の表記だけでなく、英語での説明も書いてあったので、日本酒に詳しくない人でも頼みやすいかも。また「日本酒については自分の頭で想像せず、ぜひスタッフに質問してください」と貼り紙がしてありました。そう、日本酒ってよくわかんないのでどんどん説明してほしいですね。

 

料理つまみ程度のもの(でしべる豆腐ってのがなかなかおいしかった!)から肉うどん等〆物までありますので、アメリカ人に日本酒を飲ませたい、というときにはおすすめの場所です。

 

ただ日本酒は輸入したものしか扱っていないので、メイドインUSAの日本酒が飲みたかった私にとってはもう一声ほしかった。

 

当日の夜はブルーマンの公演もあったので、あたりをフラフラしているとなんだかありとあらゆる酒を扱ってそうなリカーショップを発見

 

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Warehouse Wines & Spirits(https://www.warehousewinesandspirits.com/

 

 

なんとなくメイドインUSA酒がありそうだなと思い入ってみると

 

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あった!!酒コーナー!!

 

もちろん輸入品(日本国内産)もあります。

 

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獺祭 磨き二割三分もアメリカでは79.99ドル(約9,000円)。※日本では5,000円くらい?

 

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そして探したアメリカ産の酒は「g」という日本酒。SakeOneというオレゴン州にある酒造会社です。もともと青森県にある桃川株式会社と合同でスタートしましたが、いまは桃川は撤退しております。

 

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帰国後この酒を飲んでみましたが、かなりしっかりした、力強い味という印象でした。

 

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宝酒造の松竹梅。こちらはアメリカ法人の酒です。現地で造るものはかなり安い。

 

店の中で日本酒の写真を撮っていると、後ろからボブサップみたいなアメリカ人に声をかけられました。

 

「お前、sakeを探しているのか?にごり酒は最高だぞ!」

 

ガハハッと笑い、1本とって去っていきました。

 

先ほどのお店でも聞いたのですが、アメリカ人には味わいがはっきりとしたものが人気のようです。にごり酒やメイドインUSA酒の「g」しかり、食べ物も濃い味付けのものが多いので、すっきり飲めるものよりかは、原酒や山廃系の日本酒も好まれるのかもしれません。

 

日本酒の人気は海外で広まっている一方で、これは日本国内の酒販店にも言えることですが、ちゃんとした保管・陳列をしてほしいですね。せっかくいい日本酒をそろえていても、蛍光灯がガンガンあたっていたり、にごり酒がほかのものと一緒に並んでいたり。

 

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にごり酒のPOPに至っては「冷やしても温めてもOK」と書いてありました。裏ラベルは冷やせと書いてあるのに。店員の教育もこれからですね。

 

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滞在中、4本お買い上げ。にごり酒以外はアメリカ資本が入っていますが、ボトルのセンスがいいですね。高級品である、という印象が伺えます。